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南区いろいろ調査隊

広島東洋カープ、25年ぶり7度目のリーグ優勝!

優勝までの道のり

赤ヘル軍団の有志を見届けました。

どうも、まいぷれ編集部のタカスです(・Ω・)

広島の皆さん!もうご存知ですよね!!
そう、広島東洋カープ、25年ぶり7度目のリーグ優勝です!!

今年のカープはとにかく強かった。
3・4点差ならさらっとひっくり返せるほど打撃陣にも勢いがありましたね。
また、他球団が先発・後続投手の不調が目立つ中、カープ投手陣の安定感も素晴らしかったです。(大崩れした試合も1試合ぐらいあったかなぐらいです)

何より、今年は3連敗が無かったのが一番印象的でした!(今までは2ケタ連敗とか結構ありましたし・・・)
同一カードに3タテされることもなく、対戦チームに苦手意識を持つことなく各球団と闘う事が出来たのではないかと思います。

という事で今回は簡単にではありますが、この優勝に至るまでを振り返ってみようと思います。

まずは年度別順位を見てみましょう

年度 順位 監督
1991 1 山本 浩二
1992 4 山本 浩二
1993 6 山本 浩二
1994 3 三村 敏之
1995 2 三村 敏之
1996 3 三村 敏之
1997 3 三村 敏之
1998 5 三村 敏之
1999 5 達川 晃豊
2000 5 達川 晃豊
2001 4 山本 浩二
2002 5 山本 浩二
2003 5 山本 浩二
2004 5 山本 浩二
2005 6 山本 浩二
2006 5 マーティー・ブラウン
2007 5 マーティー・ブラウン
2008 4 マーティー・ブラウン
2009 5 マーティー・ブラウン
2010 5 野村 謙二郎
2011 5 野村 謙二郎
2012 4 野村 謙二郎
2013 3 野村 謙二郎
2014 3 野村 謙二郎
2015 4 緒方 孝市
2016 1 緒方 孝市

参照元:wikipedia...広島東洋カープの年度別成績一覧
こうして見てみると、チームの成績低迷が長く続いていました。
1991年、「ミスター赤ヘル」の名称で今も尚多くのファンから愛されている山本 浩二さんが優勝に導いたのを最後に、Bクラスが続く厳しい時代が暫くあります。

2009年に完成した「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム」でチーム自体も盛り上がるかと思われましたが、やはりシーズン中旬から終盤での失速により順位を大きく落としてしまいました。

しかし、2013年には、厳しい練習を経た若手選手が徐々に頭角を現し始め、同時に順位も徐々に上がり、野村 謙二郎さんの後を継がれた緒方 孝市監督で優勝を決めることができました。

順位だけを見ると、急に強くなったように見えるかもしれませんが、恐らくそうではありません。
歴代の監督さんが、カープ野球の再建を図り、人は変われどその信念を突き進んできたからこそ、今年実を結んだのだと私は思います。

こんなこともあったね!懐かしの名場面。

野球の試合では色々なことが起こります。

あ!っと驚くファインプレーや、「えぇ!?」と言うような珍プレーまで様々です。
今回は、その中でもポピュラーな話をピックしてみました。

伝説の「炎のストッパー」VS巨人の「若大将」

1986年9月24日の広島×巨人、25回戦。
当時、剛速球のストレートと縦横に鋭く曲がるカーブを武器に活躍した「炎のストッパー」の愛称で親しまれた伝説のピッチャー津田恒美さん。
対するは、巨人の4番としてホームランを量産していた「若大将」こと原辰徳さん。

カウント2-1からの4球目。
津田さんの魂のこもった速球が放たれ、原さんが渾身のスイングをするも、ボールが前に飛ぶことはなく、逆に原さんの手首の骨を粉砕してしまったのです。
実質、この怪我が原因で、翌年原さんは引退を決意されました。
今も尚、カープファンの間で語り継がれている名勝負の一つです。

退場に次ぐ退場。※選手のことではありません。

試合の途中に止むを得ない出来事が起きてしまい、グラウンドを去る事を退場すると言います。
しかし、退場するのは選手だけではありません。
監督も場合によっては退場処分を受けてしまうのです。

カープには過去、4年間で12回という監督では史上最多となる退場処分を受けた監督が居ます。
そう、マーティ・ブラウン監督です。

時には一塁ベースを根元から引っこ抜きグラウンドにぶん投げたりベースを土で埋めたり時には払ったり
色々な状況・方法で退場処分を受け、一時注目を集めました。Tシャツにもなったぐらいです。

しかし、実はいずれも何かしらの理由があり、大半は「選手を庇うため、自分が退場処分を受ける」ということでした。
勿論、審判に対しての暴言というのは好まれたものではありませんが、選手を想う気持ちは人一倍強かったのではないかと思います。

「鉄人」衣笠祥雄の偉業。

カープには球界を代表する、偉業を成し遂げた選手を多数輩出してきました。
その中でも特にすごいのが、
・連続試合出場記録日本記録(世界2位記録)
・連続フルイニング出場歴代3位
・通算安打数歴代5位
・通算本塁打数歴代7位

と多くの記録を持つ、「鉄人」衣笠祥雄さんです。

スポーツは良く「故障がつきもの」なんて言葉をよく聞きますが、この人に関しては当てはまらなかったようです。
でないと、2215試合連続出場という記録を出すことは不可能でしょう。

因みに、1979年8月1日。巨人戦で西本聖さんから死球を受け、左の肩甲骨を亀裂骨折するも、翌日代打で出場しています。
(現阪神タイガース・金本監督も骨折しながらも、片手でスイング→ヒットなんてことも。良い子は真似をしないでください)
いかがでしたか?カープの歴史は色々な事があり、今に至っているのです。
また、全国各地にファンが多いのもこういった、個性が強く、魅力的な選手が多いということも一つの要因ではないでしょうか。

カープの歴史は無料動画配信サイトなどで視聴することが可能なので、興味がある方は是非ご覧になってみてください。

さぁ次は「クライマックスシリーズ」

最近、「リーグ優勝は本拠地で見たかった」という声も良く耳にしますが、過ぎてしまったことをとやかく言ってもしかたありません。
他のチームだって真剣に勝負をした結果なのですから。

それに、本拠地マツダスタジアムでの胴上げを見る機会は、まだ1回残されていますよね?
そう、CS(クライマックスシリーズ)です。
カープは今年1位なので、CS最終戦をマツダスタジアムで闘う事ができます。
そこで、勝つことができれば、緒方監督は本拠地で胴上げされることになるのです。

球場のチケットを手にすることは中々容易ではありませんが、是非見に行きたいものです!

残りのシーズンも、CSも、頑張れカープ!!