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広島市南区のおすすめイベント情報

レクチャー・コンサート「悼〜日本の祈り・ヒロシマへの祈り〜」

「死者への悼み=生き残った者の痛み」を「音」を通じて感じる

このコンサートは、被爆者によって作曲された音楽作品の上演や被爆詩人の詩の朗読を通して、被爆者のもつ「悼み(痛み)」の心情を音楽のなかに捉えることにより、
戦争や被爆によってもたらされた心の傷に思いを寄せ、想像しようとするものです。

実は、被爆者の作曲家の数は非常に少なく、ほとんど知られていません。
今回取り上げる作曲家は、8月6日の平和記念式典で献花時に演奏される作品を作曲した川崎優氏、NHKの原爆ドキュメンタリー番組のテーマ曲を作曲した竹西正志氏になりますが、上演される機会はほとんどないため、被爆者の思いを音を通じて知る機会としては貴重な場になるものと考えています。

また、被爆者で詩人の橋爪文氏の詩の朗読を、音楽とともに構成して上演することにより、被爆で失った肉親への思いや、原爆症とともに生きていく強さなどを、ピアノ音楽とともに伝 える予定です。
曲の前後には解説を交えることにより、「死者への悼み=生き残った者の傷み」を「音」を通じて感じる場となることを目指します。

出演者

◆桂 杏子(かつら きょうこ):ピアノ

エリザベド音楽大学器楽学科ピアノコース卒業。對馬寛子氏に師事。
3度にわたりパリ夏季音楽講習会に参加、J.ムニエ氏のレッスン、M.ビッチ氏の楽曲分析講座を受講。エリザベド音楽大学国際セミナーにてJ.ルヴィエ氏のレッスンを受講。
ソロリサイタルの開催、ルーマニア国立放送室内管弦楽団との共演、その他多くの演奏会に出演。
三浦ひろみ氏とは20年以上にわたり、朗読とピアノの共演を続けている。
◆三浦ひろみ(みうら ひろみ):朗読

広島大学学校教育学部卒業後、ラジオを中心にパーソナリティとして活動。
NHK「のんびりゆったり路線バスの旅」等のTV番組やCMのナレーション、映画紹介、絵本の読み語り、被爆体験記朗読ボランティアなどをつとめる。
「平和の鐘」響け再び実行委員会」委員。
現在、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館にて被爆体験記の朗読が流れている。
◆山本 綾香(やまもと あやか):フルート

広島音楽高校を経て、桐朋学園大学卒業、同研究科修了後、渡仏。
菊池洋子、峰岸壮一、アラン・マリオン、オーレル・ニコレ、ミッシェル・モラゲス、パウル・マイゼン各氏に師事。
第3回日本本管コンクール第2位。
イタリア、キジアーナ音楽院にてディプロマを取得。
フランスのエビアン音楽祭にて桐朋学園大学オーケストラと共演。
広島交響楽団と共演。現在、文化学園大学非常勤講師。
「AYAKA FRIENDS フルートセミナー」を主催。
◆藤本 佳奈美(ふじもと かなみ):ピアノ

広島県呉市出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。サルツブルグ・モーツァルテウム音楽院国際サマーアカデミーにてアイナー=スティーン・ネックレベルク氏のクラスを修了。
アカデミーコンサートに出演。呉市新人演奏会に出演。
広島ドイツリート協会正会員。あきクラシックコンサート実行委員会委員。
これまでに山本裕子、久坂康子、米田栄子、山本理奈、木戸光子、山崎牧子各氏に師事。
現在、ソロ、伴奏、トリオ「Cranz-クランツ-」のメンバーとして演奏活動を行いながら、後進の指導にあたっている。
企画・解説 能登原 由美(「ヒロシマと音楽」委員会委員長)

イベント詳細

日時 2016年7月9日(土)18時半開演(18時開場)※このイベントは終了しました
場所 広島市南区民文化センター スタジオ
入場料 前売り/1500円・当日/2000円
チケット販売 エディオン広島本店(本館)プレイガイド、広島市南区民文化センター
主催 「ヒロシマと音楽」委員会
後援 公益財団法人広島市文化財団、広島市文化協会、中国新聞社、中国放送、広島テレビ、テレビ新広島、広島ホームテレビ
演奏作品 川崎優 《祈りの曲第5「暁の祈り」》《祈りの曲第6「夕べの 祈り」》
竹西正志 《哀傷I》《哀傷II》
吉松隆 《鳥のいる間奏曲》ほか
福島和夫 《レクイエム》
橋爪文 詩集『地に還るもの 天に昇るもの』(原爆に関する詩集)、『昆虫になった少年』
出演 桂杏子(ピアノ)、三浦ひろみ(朗読)、山本綾香(フルート)、藤本佳奈美(ピアノ)
問い合わせ先 「ヒロシマと音楽」委員会のメール(hiroshima_ongaku@yahoo.co.jp)
委員会ホームページ(http://hirongaku.com)にある問い合わせフォーム