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殿敷侃:逆流の生まれるところ

殿敷侃という作家の全貌に迫る展覧会。目まぐるしく変化した作風と多様な展開の変遷をたどる。

施設改修工事の為、1月23日から休館していた広島市現代美術館ですが、今月3月18日、いよいよリ・スタートします。
それに伴い開催される展覧会のお知らせです♪

今回は、「殿敷侃:逆流の生まれるところ」と題し、広島出身の作家・殿敷侃(とのしき・ただし1942-1992)の全貌に迫る展覧会です。
30年足らずの間に目まぐるしく作風を変え、多様な展開を遂げたその変還をたどり、また一時的なインタレーションとして実作品が残されていない晩年の活動については記録や関連資料で紹介されます。

作家紹介

《釋寛量信士(鉄かぶと)》1977
《釋寛量信士(鉄かぶと)》1977
広島出身の作家、殿敷侃(1942-1992)は29歳で画家を志し、本格的な制作を開始しました。
70年代からは生活と創作の拠点を山口県の長門市に移し、両親と自身の被爆体験に向き合い緻密な点描による絵画、版画作品を制作します。

80年代に入ると、シルクスクリーンの実験的制作や、インスタレーション的な提示方法を通して、作風を大きく展開させます。
また80年代半ばからは、廃棄物や漂流物を素材としたダイナミックなインスタレーションを多数実現させ、現代の消費社会や環境破壊へと向けられた問題意識に基づく創作として高い評価をうけ、国内外の展覧会での発表を重ねていきます。そして、今後のさらなる活躍が期待されるなか、50歳にしてこの世を去りました。

《HYDROGEN BOMB (2)》1981
《HYDROGEN BOMB (2)》1981
《タイヤの生る木 [Plan.7]》1991<br>写真:中本修造
《タイヤの生る木 [Plan.7]》1991
写真:中本修造

殿敷作品が私たちの意識に引き起こす「逆流」とは

《JUPITER 1》1985頃
《JUPITER 1》1985頃
「逆流」という言葉は、晩年の殿敷が自身の制作に対して用いた言葉で、忘れられた記憶や、脇に追いやられた存在が、強引に人々の意識に現れる様を意味しています。

殿敷侃が引き起こした逆流とは、彼が何に苦悩し、何に抗い、何を引き受けて生み出されたものなのか。
そして、彼の残した足跡が私たちにどのような逆流を引き起こし得るのか。
今回の展覧会は、その問いに答えるためのヒントとなるはずです。

殿敷侃という作家の全貌に迫る今回の展覧会は、5月21日までの開催となっております。

開催概要

会期 2017年3月18日(土)~2017年5月21日(日)
開館時間 10:00~17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日 月曜日【3月20日(月・祝)を除く】、3月21日(火)
観覧料 一般1,030(820)円、大学生720(620)円、高校生・65歳以上510(410)円
※( )内は前売及び30人以上の団体料金
※中学生以下無料
※5月5日(こどもの日)は高校生無料
主催 広島市現代美術館、中国新聞社
後援 広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送

お問合せ先

開催場所 広島市現代美術館
住所 〒732-0815 広島県広島市南区比治山公園1-1
連絡先 TEL/082-264-1121(代表) FAX/082-264-1198

作家略歴

殿敷侃

1942年 広島市に生まれる
1945年 原爆投下直後の広島市内に入り、二次被爆
1971年 山口市長門市に移る
1986年 個展「COOKING MANNER OF OKONOMIYAKI DISHES」(秋山画廊、東京)
1987年 イベント「まっ赤にぬられてヒロシマが視えた」(広島平和公園および広島市街)
1988年 「戦後美術の原像展:戦争の刻印と鎮魂」(いわき市立美術館、福島)
1991年 「<物体>詩ー思考するオブジェからGOMI・ARTへー」(板橋区立美術館、東京)
1992年 肝臓癌のため死去
2014年 横浜トリエンナーレ2014(横浜美術館、新港ピアほか)

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